新風の横浜F・マリノスvs王者の川崎フロンターレ!神奈川ダービーを制するのはどちらだ!?
さてやってまいりました、横浜F・マリノスにとって絶対に負けられない戦い。何故って? 目の上のたんこぶなんだよ!
今季2節を終えた時点で横浜F・マリノスは2勝 5得点 3失点の2位。昨年からのアタッキングフットボールを継続してきており、いよいよ花開くか?という状況。昨年王者の川崎フロンターレ相手に通用するか否かが試金石になるでしょう。
それに対し王者川崎フロンターレは今季未だ勝利なし。2分け 1得点 1失点と失点は少ないものの自慢の攻撃力が機能しているとは言い難いのではないかと。その1得点も中村憲剛のFKなので、流れの中からの得点がないというのが現状です。
どちらのチームもポゼッション重視でパスを繋ぐサッカーをします。ですが少しスタイルが違うようにも見えます。
横浜F・マリノスがパスを繋ぐ中で自分たちから動き回ることで崩していくスタイル。川崎フロンターレはパスを回しボールを動かし相手を動かすことで崩していくスタイル。
その証拠に横浜F・マリノスは走行距離が2試合平均で120.596km、スプリント回数が2試合平均で219回で両方共リーグトップ(公式データより)。それに対し川崎フロンターレは2試合平均794本のパスを出していて、こちらもリーグトップ(FootballLABデータより)
なので、おそらく試合を見た印象は横浜F・マリノスはせわしなくて、川崎フロンターレはゆったりしているでしょう。
昨年の得点数から考えるに攻撃力はどちらも優れていると思われるので、差として出てくるのは守備になってくるのではないでしょうか?
そうなってくると川崎フロンターレのほうが若干有利か?
波に乗れない王者に、名門の新風がいかに通用するか楽しみでなりません!
予想はしません!
以下真面目に書きます
試合情報
2019明治安田生命J1リーグ第3節 横浜F・マリノスvs川崎フロンターレ
2019年3月10日日曜日に行われる一戦。
2試合連続の複数得点で攻め勝ちで2連勝の横浜F・マリノスとホーム2連戦で勝利することができなかった川崎フロンターレの対戦になります。
横浜F・マリノスが開幕ダッシュに成功した一方、昨年王者である川崎フロンターレは波に乗れない滑り出し。しかし、ダービーは事前の順位なんか関係ない。どちらの攻めが相手の守備を突き破るか注目です。
横浜F・マリノスは昨年王者を倒し真の強さを証明できるか?
横浜F・マリノスは昨年からのアタッキングフットボールが今年は機能しだし、開幕2連勝を飾りました。どちらの試合も終始ボールを持ち続け相手を圧倒するような試合でした。
今年のマリノスはボールを繋ぐだけでなくドリブルやランニングによってスペース、特にペナルティーエリアの奥の角を狙いそこからのクロスに中央で合わせるというのがメインの攻撃スタイルになっています。それを裏付けるように、先述したとおり走行距離、スプリント回数でトップ、さらにクロス回数でもリーグトップのトップの平均21.5回を記録しています。
また、1節では4バック相手に、2節では3バックないし5バック相手に機能していたように思います。
横浜F・マリノスは開幕戦で最多のシュート数でしたが、2節も多くのシュートを放ち、開幕2試合で合計39本のシュートを放ちました。ルヴァンも加えると3試合で65本です(公式データより)
そのため、攻撃回数こそ平均120.5とリーグ9位なものの、チャンス構築率は17.8%とリーグトップです。いまだに6回に1回はシュートにつなげるという数字になっています。
前節ハイライト
川崎フロンターレは王者の輝きを取り戻せるのか?
川崎フロンターレは前節でも取り上げたように、昨年はホームでのアドバンテージが非常に強いチームでした。にもかかわらず開幕2戦、ホームでの試合にもかかわらず勝つことができませんでした。さらに言えば得点もFKの1点のみ。ACLもアウェイとはいえ無得点で破れました。
選手は試合後のインタビューで「調子は悪くなく、いずれ勝てるから気にしていない」というような趣旨の言葉を述べていました。しかし、果たしてそんなに甘い状況なのかと疑問を感じます。
川崎フロンターレは昨年同様、圧倒的なパス数で他者を圧倒するスタイルをとっています。スタッツを見てもゴール数以外は昨年とほぼ同じような数字に落ち着いています。
あえて、違いがあるとすれば、ペナルティエリア手前のゾーンでのパスの本数が増加していることでしょうか。2戦のみのデータなので偏りがある可能性はありますが、昨年と比べ試合平均60本程度増えています。にもかかわらずペナルティエリア進入回数は増えていません。これはもしかすると少し攻めあぐねる場面が増えているのでしょうか?
前節ハイライト
同じポゼッションサッカー・パスサッカーでも少し違う両者のスタイル
プレーエリアの違い
横浜はスペースに対するランニングを使うため川崎に比べると若干プレーエリア低い
川崎は相手を動かしたいのでランニングするスペースがいらず、敵陣の中頃まで押し込む
エリア別パス本数の違い
FootballLABではピッチを縦に6つに分けたエリア別のパス本数が見られる。
それを見てみると、ほとんどのエリアで両者同じような本数のパスを回しているが、唯一の違いとして2ndエリア(相手ペナルティエリア手前くらいのエリア)での川崎フロンターレパスの割合が全体の28.4%(成功数ベース、以下同)と特筆に値するほど多い。一方で横浜F・マリノスは同数値が17.9%で、10%以上の差がある。単純に本数でいうと川崎197本 横浜97本で倍以上、実に100本差があった。
川崎フロンターレはこのエリアでいかにパスで相手の陣形を崩すかを考えているように見えるが、横浜F・マリノスはこのエリアはとっとと走り抜けてしまいたいという姿勢に見えなくもない。
前回の対戦
2018明治安田生命J1リーグ 第20節 2018年8月5日(日)
等々力陸上競技場 入場者数:23,033人
川崎フロンターレ 2 - 0 横浜F・マリノス
小林悠 (34′)
小林悠 (71′)
対戦成績
過去のリーグ戦戦績は横浜F・マリノスからみて12勝13敗5分と負け越しているもののほぼ五分。
得失点は横浜F・マリノスからみて40得点40失点と一進一退の様相を呈しています。
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