衝撃的な結末の昨季を再現するか?逆襲を果たすか?横浜F・マリノスvsベガルタ仙台

昨年このカードは8-2、5-2と点の取り合い……というか横浜F・マリノスの圧倒的な攻撃力が発揮された試合となりました。横浜F・マリノスが残留できたのはこの2試合の得失点のおかげだと言えるかもしれまえん。

前節、横浜F・マリノスはガンバ大阪に先制されるも、前半だけで逆転し後半追いすがれるも勝ち点3を勝ち取りました。
この試合で見えたのが、昨年の仙台戦で発揮されたような攻撃力でしょう。
前節ガンバ大阪戦と昨年のベガルタ仙台戦のスタメンを比べると、仙台ホームの16節から7人、横浜ホームの28節でも7人のメンバーが変わっていました。
にもかかわらず、攻撃力は相変わらず発揮されているところをみると、新たなチームへの移行は問題なく行われているようですね。

対して、昨年屈辱を味わったベガルタ仙台は前節浦和レッズ相手にホームでスコアレスドロー。戦力補強させた浦和レッズ相手に完封は大きな自身になるのではないでしょうか。
今季移籍してきた兵藤慎剛は古巣の横浜F・マリノス戦となり期するものもあると思われます。個人的にも思い入れある選手なので対戦が非常に楽しみです。
あと、昨年の横浜F・マリノスとの対戦の試合後インタビューで苛立ちを隠そうともしない態度で臨んでいた渡邉晋監督の印象は個人的にはあまり良くないです。

3-1で横浜F・マリノスの勝利と予想します。
前半で横浜F・マリノスが2点先行、ベガルタ仙台が1点かえすも、最後にマリノスに追加点を許すという展開になるのではないかと予想します。

以下、真面目に書きます

試合情報

2019明治安田生命J1リーグ第2節 横浜F・マリノスvsベガルタ仙台
2019年3月2日土曜日に行われる一戦。
前節3発快勝の横浜F・マリノスと浦和とのホーム開幕戦に引き分けたベガルタ仙台の対戦になります。
昨年のリーグ戦での対決では大差のついたこのカード。横浜F・マリノスが昨年の勢いそのままに優位に進めるか、それともベガルタ仙台が雪辱を果たすか注目です。

横浜F・マリノスはホーム開幕戦&昨季対戦の再現なるか?

横浜F・マリノスは開幕節で全チーム最多の25本のシュートを放ちました。
さらにFootballLABによると攻撃回数が124回と9位になっているものの、チャンス構築力(シュート回数/攻撃回数)において20.2%とトップの数字を叩き出しています。2位の鹿島アントラーズが15.2%なので5%上回る他の追随を許さない数値です。つまり攻撃の5回に1回はシュートまでたどり着いているということになります。これは守る側からしてみるとかなりしんどい数字でしょう。

守備面においては、守備の連携ミスから2失点したものの、大きく崩されたという場面は殆どありませんでした。その要因はやはり11というオフサイドの獲得数の多さであると思います。
ハイラインを敷くのは昨年と変わりませんでした。ですが昨年ラインの裏を取られ失点を許していた場面が多かった部分を修正してきているのか、相手の攻撃をオフサイドを取ることによって未然に潰せるようになったのは大きいと思われます。
もう一点の守備的改善としては、奪われたあとの切り替え、つまりネガティブトランジションの部分でしょう。取られた直後にすでに3人程度の選手がボールホルダーを囲っている状況になっていました。この出足の速さが相手の攻撃を摘んでいるのでしょう。

様々なポジティブな面が見えた開幕戦でしたが、昨年もポジティブな試合の後に大量失点して敗戦したことも少なくなかったため、真価が問われるのはこの第2節になるでしょう。
横浜F・マリノスの進化は本物か否か。注目です!

前節ハイライト


ベガルタ仙台は雪辱を果たせるか?

まず、ベガルタ仙台の昨季の成績を見てみましょう。
ベガルタ仙台は昨年11位でした
成績は13勝15敗6分。
勝ち点45でプレーオフ出場ラインから4ポイントと決して遠くない数字ではありました。
得失点は44得点54失点でした。失点数はワースト4位。最下位長崎、15戦勝ちなし名古屋、獲る分獲られる横浜に次ぐ4位です。

でも待ってほしい。昨年横浜F・マリノスに13点取られていることを考えれば、それ以外の失点は決して多くはないと言えるかもしれない…

ともあれ、失点の多さが目立った昨季だったわけですが、特に目立ったのがショートパスからの失点です。FootballLABによればショートパスによる攻撃で12失点しており、これは全チーム最多です。
このあたりをいかに修正してきているかは今季の戦いに大きく影響してくるのではないでしょうか。
なお、今節対戦する横浜F・マリノスはショートパス攻撃による得点が昨年最も多かったチームです。もしかしたら13点が影響しているのかもしれませんが…

ともかく、去年の成績に大きく影響を与えた相手に以下に立ち向かうかが注目です。

前節ハイライト

前回の対戦

2018明治安田生命J1リーグ 第28節 2018年9月29日(土)
ニッパツ三ツ沢球技場 入場者数:8,688人

横浜F・マリノス 5 - 2 ベガルタ仙台

山中亮輔 (21′)
            オウンゴール (23′)
仲川輝人 (37′)
仲川輝人 (51′)
ウーゴ・ヴィエイラ (77′)
ウーゴ・ヴィエイラ (86′)
            ジャーメイン良 (90+1′)

対戦成績

過去のリーグ戦戦績は横浜F・マリノスからみて8勝6敗8分と勝ち越しています。
得失点は横浜F・マリノスからみて35得点24失点となっています。(やはり昨年の結果が大きく影響を与えていそうです)